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◆選手用マニュアル
ここでは、面白くカッコイイBFを作るには何を考えれば良いかをレクチャーします。
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レーラ:どうも、HBF独断と偏見の執行部長レイラールです。
新人君:はじめまして、新人君です。レーラたん、今日は宜しくお願いします。
レーラ:はいよ、よろしくー。
新人君:何から始めれば良いのですか?
レーラ:好きなとこから始めて良いよ。
新人君:・・・判りません。
レーラ:なんの得物(武器)を持ってる?
新人君:んーっとんーっと、「大剣」がいいな。背負う位の。
レーラ:戦闘形態は?(スピード系・一撃必殺系・魔法系・接近戦・遠距離戦etc)
新人君:スピード系にしよう!
レーラ:バカモ―ン!!!バキッ!
新人君:な・・・何すんですかっ!?
レーラ:大剣ってのはそれだけで重量がある。それでスピード系ってのは変だぞ。
    大剣なら一撃必殺とか、魔法との組み合わせとかいいんじゃないか?
新人君:なるほどー・・・RPと言えど滅茶苦茶な設定はダメなんですね。
レーラ:そうだな。つじつまが合う事も大事なんだよ。

(EX)ディアブロ選手:大剣(冥剣グレイトフルテッド)
魔法との組み合わせで、力技が得意
   ヤヌス選手:細剣(アビシニアンソード)
            魔法スキルは無く、スピード系の速攻が得意

  新人君:スピード重視の方がいいので、大剣はやめます。短剣にします。
レーラ:ではそれをベースに肉付けをして行こう。
新人君:はいっ!

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【武器別戦闘スタイル(基本形)】
大剣:一撃必殺・破壊タイプ
短剣:接近戦・スピードタイプ
槍:遠距離戦・スピードタイプ
杖:遠距離戦・魔法系
鎌:接近遠距離両用タイプ
銃:遠距離戦・不意打ちタイプ
暗器:接近戦・不意打ちタイプ
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新人君:レーラたん、僕「式神」を使いたいんです。
レーラ:うんうん、自分の一番のメインを決めておくといいね。新人君のキャラクターが決まるから。
    それでどんな式神なんだい?
新人君:「カラス」なんです。
レーラ:君のイメージが一気に闇系になったね・・・。
新人君:・・・マズイですか?
レーラ:マズイどころか凄くイイよ。
新人君:でもどうやって使ったらいいか判らなくて・・・
レーラ:そうだな「式神」に代表される他生命体の使用方法は基本的にサポートだ。
    隠れた敵を探したり、ピンチの時に身代わりになってもらったりできるよ。
    HBFは7日間の試合だから出しても1,2回だろうね。あくまでも1つの魔法や技と同じ扱いがいいね。
新人君:僕、変身とかもしたいんです。別人格が出てくるとか♪
レーラ:変身は「変身前」と「変身後」で様子がガラリと変わるのが醍醐味だね。
    注意しなければならないのは変身前と変身後のどちらをメインで戦うかだ。
新人君:良く判りません・・・
レーラ:HBFは7日間しかないから、変身前と変身後に同じような細かい設定があったのでは
    説明するだけでいっぱいになってしまうし、読んでいる方も疲れてしまう。
    別人格が出てくると、対戦相手は2つの種類の人物を相手させられる訳だから、結構辛いんだぞ。
    だからメインじゃない方の設定は細かくしない事。
    別人格使用の戦闘スタイルじゃないなら、使うのは止めた方がいい。補助では使えない。
新人君:そうすると僕は、ショートソード使いで、スピード系で、式神使いで、別人格を持っていて・・・
レーラ:広げるだけ広げたな。ここで絞込みといこう。
新人君:はーい。
レーラ:今まで出た君の設定の中で一番使いたいのはどれだ?
新人君:スピード系もいいんだけど、やっぱり式神かな。クロウっていう名前なんだ♪
レーラ:ではそれをメインにした設定にしよう。
    式神が一種の技や魔法と同じと前に言ったが、メインにするなら話は別だ。
    武器の1つとしてガンガン使っていこう。その代わり、短剣技なんかは特に作らないで置く事がポイントだ。
新人君:僕が式神使いかぁ・・・
    短剣を手にして、式神を囮に素早く相手の背後に迫る僕・・・カッコイイ!
    「暗殺者」って感じかな♪
レーラ:そうなると別人格設定は無い方がすっきりするな。
新人君:そうですね。それでもいいです。
レーラ:では、これで君の設定は完成だ。HBF選手登録に行こう!
新人君:行ってきますっ!
新人君:選手登録してきました!
レーラ:「選手ナンバー000 新人君」選手登録を完了した。
新人君:後は相手を待つだけですね。ワクワクするなぁ・・・
レーラ:さて、どんな相手が来てもいいようにシュミレーションしよう。
新人君:え?
レーラ:HBFは相手のある戦闘RPだ。自分の設定に酔ってる場合じゃない。だから難しい。だから面白いんだよ。
    さて、君の相手は火系の魔法をガンガン使ってくるタイプの選手としよう。君はどうやって戦う?
新人君:ど、どうしよう・・・設定出来たのにどうやっていいか判らないよ・・・
レーラ:君の武器は短剣だ。相手に近づかなきゃどうしようもない。
新人君:んーと、んーと・・・式神をぶつける!お札で召還するから燃やされても何度だって出してやるもんっ!
レーラ:うんうん、式神はお札で召還するんだね。設定が一つ追加されたね。
新人君:その隙に僕自身は物陰に隠れて、相手に近づかなきゃ・・・。短剣しか持ってないし・・・。
    あ、でも弓とか持っていたら遠距離攻撃も・・・
レーラ:おいおい、いきなり弓を持ってくるな。「式神=お札」は関連性があるから構わないけど、
    弓は君の設定の中で異質すぎるだろう。
新人君:なるほど・・・設定の無茶苦茶はダメですね。さっきも言われたのに調子に乗ってしまいました(反省)
レーラ:まぁ、闘っているうちに設定変わってくる場合だってあるけどね。
    私なんて義手になったし、心臓まで機械になったのはHBFを始めてからだ。ちょっとずづつ変わって行くのも面白い。
新人君:奥が深いなぁ・・・

レーラ:君の相手がスピード系戦士だったらどうする?
新人君:スピード勝負かな。
レーラ:真正面からのスピード勝負は暗殺者のイメージでは無いねぇ・・・
新人君:隠れて裏をとるのが僕の戦法だしね。どうしようかなぁ・・・隠れる暇を与えてくれそうに無いし・・・
レーラ:スピード系戦士は、新人君にとって苦手なタイプの相手だね。
    苦手だからと言っても戦わなきゃいけない時はあるんだ。
新人君:執行部長が独断と偏見だからですね・・・(溜息)
レーラ:その通りだ。(キパ)
    君は式神使いの暗殺者と言うだけでも、十分カッコいいRPが出来るよ。
    ただ、やっぱり相性の良くない相手だっている。その時の為に設定に深さを出しておこう。
新人君:深さ・・・ですか?
レーラ:そうだ。今の新人君の設定には技や魔法が1つも無い。
    状況に合わせて使える技や魔法を、出来る限り少なく持つのがポイントだ。
    応用が利かないものや同じようなものは、いくつも持っていてもしょうがないけどな。
新人君:なるほど、じゃあファイアーボルトと、ファイアーウォールと、ファイアーブリザード!
レーラ:滅茶苦茶だなぁおい・・・いいか、式神使いである自分の設定は最大限に生かそう。あくまでも君にとって魔法は補助だ。
    それに魔法メイン系なら、火魔法は風魔法で威力をアップさせるなんていう方法もいい。
    両方単独で使えるし、火を風で煽ると上級魔法に変化するとかできる。
新人君:補助かぁ・・・補助と言うと回復魔法とか空間魔法とかかな。
レーラ:そうだな。もちろん火魔法使っても結構カッコいいけどな。
新人君:じゃあ、お札使って結界とかいいかな。周りを鏡だらけにして攪乱させたりしてもイイ・・・と思うんだけどどうだろ?
レーラ:いいよ、ばっちり戦えるよ。
新人君:これでどんな敵でも連戦連勝だね!

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レーラ:新人君、HBFのテーマって知ってるか?
新人君:もちろんですよ。「いかにカッコ良く負けるか」でしょ。
レーラ:そうだ。だから常勝してしまってはHBFのスペシャリストにはなれないんだ。
新人君:負け方かぁ・・・
レーラ:確かに負けないRPもある。しかしそれは極めて高度だ。負けられない哀しさまで表現しなければいけないし、
    あまりお薦めはしないな。
新人君:終わらせられるかなぁ・・・7日間なんてあっという間に過ぎそう。
レーラ:7日間ってやってみると結構長いんだぞ。
    かっこいい負け方の出来る人は、かっこいい勝ち方もできるもんだ。
新人君:頑張りますっ!
レーラ:そうそう、大事な事を言い忘れた。
新人君:何ですか?
レーラ:他の人と設定が被らないようにしよう。他人のまねっこはもっての外だ。
    自分らしい、自分だけの設定にする事だよ。同じタイプでもどれをメインにするかや、風土(日本風・西洋風など)で
    変えていったりしよう。
新人君:気をつけます・・・。

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<新人君の選手登録表>
名前:新人君
主力武器:式神「クロウ」
隠しアイテム:・お札(たくさん)
       ・短剣(刃まで黒いもの)
使用技・魔法:・式神召還(式神クロウを呼び出す)
       ・鏡の札(周りに鏡張りの結界を作り出す)
       ・火の札(発火札)
       ・風の札(風を起こす札)
       ・結界札(物理防御の結界を張る)
得意な相手:魔法使い(詠唱時間の隙を突ける為)
弱点:スピードタイプ(隠れる暇がない為)
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レーラ:どうした、新人君?
新人君:レーラたん、僕のRP読みずらくありませんか?
レーラ:うん。確かに読みずらい。
新人君:なんでだろう・・・折角頑張ってみたのに・・・。
レーラ:戦闘の組み立てのせいだろ。
新人君:戦闘の組み立てですかぁ・・・それって何ですか?
レーラ:文章の構成は「起承転結」って事だよ。
新人君:そこんとこを詳しく教えてください!
レーラ:HBFはたった7日間の戦闘RPだけど、1つのストーリーなんだよ。
    そして文章は「絵」でもある。
新人君:もっと判らなくなりました・・・(泣)

レーラ:相手が現れたら、先ずは7日間をどう配分するか決めよう。
    「起:2日」「承:3日」「転:1日」「結:1日」って具合だ。
    勿論この配分は人それぞれだし、相手によっても変化する。
    最初から突っかかってくる相手だっているし、突っかかっていってもいい。
新人君:難しいですぅ・・・
レーラ:君の場合だと、式神は常に出す通常装備だ。最初から様子見がてらガンガン飛ばそう。
    それが君の「起」と言えよう。
新人君:そうですね。なんてったって式神クロウは私の主力武器ですし、死にませんからね。
レーラ:相手がどのような技や魔法を持っているか判ったところで「承」だ。
    持ち技から自分が有利になるように展開させてみたり、思いがけない技を喰らったりしてみよう。
    新人君のお札技を披露するのもここかな。カッコ良く出そう!
    相手との駆け引きなどを楽しむのもここだよ。
新人君:相手からの技でダメージを受ける事も大事なのですね。
レーラ:うん、そして受けたダメージを使うのも大事だ。
    ダメージを受けると手元が狂ったり、何時もの力の半分しか出なかったり、色々と展開が広がっていく。
    ダメージ受けてMAXパワー出せる人もいないだろ。
新人君:なるほど・・・もし片目が駄目になったら、真っ直ぐお札飛ばせるわけ無いですもんね。
レーラ:そうそう、ダメージを受けてもカッコ良く。
    最後の「転」はHBFの山場だ。いわゆるクライマックス。ココは逃しちゃ駄目だな。
新人君:でも、僕もう持ち技ないよ・・・クロウも連続して使っちゃってるし、他のお札も使ったし・・・
レーラ:技は単独で使うだけじゃない。複合技を編み出そう。
新人君:複合技!?
レーラ:新しい奥の手を出すのも良いのだが、それじゃ面白くない。
    自分の技を組み合わせよう。相手の技の力と自分の技をMIXさせたっていい。
新人君:ど、どうやって!?
レーラ:君の式神クロウと火の札をミックスすれば、「火の鳥」ができる。
    もし火魔法を使う選手が相手なら、相手が火を放った瞬間燃え上がる自分とクロウをすり替えて君は相手に背後から
    短剣を突き刺す・・・何てことも考えられるな。
新人君:イイ!色々できるね!
レーラ:最後は「結」だ。最大の力を尽くしても「まいったぁ・・・」と思う位に相手にどんでん返しをされた場合では
    潔く負けよう。カッコ良く負けレスを入れてな。
    もし試合に勝ったなら(相手が負けレスを入れた)カッコ良く勝ちレスを入れよう。
    相手を称えてもいいが、君らしい終わり方にして欲しい。
新人君:なるほど・・・それで終了なんだね。
レーラ:新人君、HBFは好調かい?
新人君:はい、面白いです!
レーラ:うんうん、まだまだ君のRPは上手くなるよ。
新人君:本当ですか?実は最近自分のキャラに飽きていて・・・
レーラ:キャラに飽きたって・・・君のキャラクターは大事な君のイメージだ。おいそれと大幅な変更するもんじゃない。
    今まで魔法のスキル0だった人が、いきなりベテラン魔法使いになっていたら怖いだろう・・・
   (そういうもって行き方もある事はあるのだがな。)
新人君:今までのイメージは大事にしなければならないのですね。
レーラ:そうだ。そして場合によってネタを入れたり、心の動きを入れたり、言葉を選んだり、空間を使うんだよ。
    新人君のRPを例にとって説明しよう。
新人君:僕のRP1レス分です。


 「クロウ!」僕は小さく叫ぶと、五芒星の書かれた御札に念力を込めて相手に飛ばした。
 御札は煙になり、一羽の大きなカラスに姿を変える。                
 赤い目をしたそのカラスは僕の式神、「クロウ」。                 
 クロウは2,3度羽ばたくと、相手に向かって一直線に飛んでいった。        

レーラ:同じ内容を私が書いてみよう。


 「クロウッ!」                               
 僕は式神の大鴉 <クロウ>を札によって召還する。              
 そして僕は口元を歪めるように少し笑い、クロウに向かうべき相手を指して言った。
                                      
                                      
                                      
 「―――コロセ―――!」                          
                                      


新人君:短い!?
レーラ:新人君の文章で、一番のポイントになるところはどこだ?私は「式神が相手に向かって飛んでいく」って事だと思う。
    だから御札がどんなものかとか、式神クロウがどんな姿だとかを最小限に絞ってしまった。
新人君:そうか、1レスの中でもポイントがあるんですね。
レーラ:そう、余分な説明はさくさく削ろう。そうしないと一番言いたい部分がぼやけてしまうからな。
新人君:でも、クロウのカッコ良さも伝えたいなぁ・・・
レーラ:こだわりがあるなら、説明したっていいさ。ただな、文字はあくまでも文字だ。
    「百聞は一見にしかず」って言葉があるだろ?文字から連想されるイメージは、100の言葉を並べても伝わらない。
    ほどほどにな。
新人君:レーラたんのレスでは「式神が相手に向かって飛んで行く」という文章が入ってないのに、飛んで行くように見えるね。
レーラ:だって鴉は鳥だろ?鳥が地を這っていくわけがない。
新人君:そっか、先入観だね!
レーラ:人の先入観を利用するのもポイントだ。「鴉は鳥=飛ぶもの」だから余計な説明しなくても飛んで行くのが観客には
    判るって事さ。
新人君:レーラたんのレスだと、僕が凄くダークで、余裕のある様子に見えるよ。
レーラ:新人君の設定は「式神使いの暗殺者」だからな。ちょっと冷酷な位がいいだろと思って。
    同じ笑うでも色々ある。

    微笑する
    苦笑する
    高らかに笑う
    少し笑う   etc・・・

      色んな笑いがある中で、今回は冷酷に見えるように「口元を歪めるように笑う」という言葉を選んだ。
    どことなく、思わずこぼれた笑いって感じがするだろ?
    その時の自分の感情がどんな感じなのかを1つ入れただけで、ぐっと観客は自分に感情移入してくれる。
    それにさっき文字を削ったから、この一文が入ったんだ。
新人君:「―――コロセ―――!」って凄く印象に残るね。如何してだろう?
レーラ:空間を使ってるからだよ。
新人君:空間?
レーラ:メインの文章から改行を2,3回して空欄の空けているからその一文が目立つ。
    HBFは文章だけど、絵と同じなんだ。しかし、HBFでは太文字やフォント大は使えない。
    印象に残って欲しい部分などをこうやって強調すると良い。

    「仕 様 な ん で す」

         なんて感じに文字間を開けても目立つね。
新人君:「―――コロセ―――」のこの「―――」この棒が文字ではなく絵みたいだもんね。
レーラ:ホントはそのこ部分は「行けっ・・・!」って書いたんだけど、何だか迫力が足りないので「―――コロセ―――!」に
    したんだ。カタカナにする事でも印象が違う。
新人君:「カラス」と「鴉」でも違いますね。
レーラ:まぁ、たまたま手が漢字変換ボタンを押してたんだけどね・・・ハハハ・・・
新人君:全て意図されてる訳でもないのね・・・。
      でも、レーラたんのレスではその後どうなったかがとっても気になる終わり方ですね。台詞1つで止めてるなんて。
レーラ:「めくりの手法」だよ。
    ほら、テレビなんかではいい感じのシーンでCM入るだろ?
新人君:あるある!気になってチャンネル変えられないんですよね。
レーラ:それの事さ。いい所で一度レスを切るんだ。
    観客(読者)に「次はどうなるんだろう・・・?」と期待させるのもポイントだな。
新人君:色々な表現の仕方があるんですね。難しいけど、ワクワクしてきた!
レーラ:これはHBFに限った事ではない。
    何かを人に説明する時などでは要らない文字を減らしたり、大事な部分を強調したりするんだ。
    NLには多くの人が生きている。自分が読みやすい、面白いと思った人の文章は分析して自分の物にしよう。
新人君:レーラたん、分析ってどうやるんですか?
レーラ:HBFは面白い。人のを読んでいても大変面白い。だが、そこで終わってしまっては君は永遠に観客だ。
新人君:執行部長にでもなればいいんですか?
レーラ:執行部長は私だ。
新人君:・・・僕はRP上手くなりたいな・・・
レーラ:よしよし、向上心が大事だ。では今までのHBFで「上手いっ!」と思った例を上げて一つ一つ分析してみよう。
新人君:はい!

<HBF第一フィールドより>

狂気 ディアブロ 2002/07/14 01:47:34

「あれを避けるか・・・知ってはいたが、なかなかやる。」
自分の攻撃がかわされたというのに、ディアブロは
嬉しそうだった。自然に口元が笑みで歪む。
次の瞬間、報復の弾丸が飛んでくる。タイミング、
反応速度、命中精度・・・全て、申し分ない。
咄嗟に大剣を斜め構えて受けとめ、受け流す。
「そうだ・・・それでこそだ。」
ディアブロが呟く。その瞳は既に闘争の愉悦に酔っていた。
「さあ・・・もっと拙者を楽しませてくれ。」

新人君:怖いよぉ・・・ディアブロさん
レーラ:彼は自分というキャラクターが完成しているタイプなんだ。
    「口元が笑みで歪む」「闘争の愉悦に酔っていた」「楽しませてくれ」
    これらの単語で彼のイメージをよりダークにしているところが「上手い!」と思った。


<HBF第一フィールドより>

 今日は夜書き込めなさそうなんで早めに(笑):ヤヌス ヤヌス 2002/07/11 08:17:13

  「ん?・・・」
  気配は急速に殺気を増す。
  と思った瞬間視界に無数の青白い光を捕らえる。
  「ひゅっ!」
  軽く吸いこむと相手に向かって疾走を始めた。
  背中の4枚の羽が霧を叩き剣を振るう。
  ・・・風に祈りと力を込めて・・・アクト・スラッシュ!!
  剣を振った衝撃波に魔力のコーティングがなされた刃が前方に向かってゆく。
  いくつかは相手の魔術と打ち消しあい、いくつかはザンデさんに向かっていった。

  それでも防ぎきれる物ではなく何本かの矢が俺の体を削っていく。

  そして視界に入ったザンデさんに挨拶代わりの一撃を振るう。
  「ヘルハンプール公国軍第一兵団長ヤヌス。参る!」
  
新人君:決め台詞カッコイイ!
レーラ:基本の基本だが、「」(カギカッコ)の時は改行だ。
    本来なら「アクト・スラッシュ」をメインにしてレスするところだが、とっておきの技って
    訳でもないようだからサラリと流しているのがGOOD。
    だから最後の決め台詞がより引立つ。「上手いっ!」
新人君:この後対戦相手のザンデさんも「風騎士団トゥイング−闇魔導師ザンデ…お初にお目にかかる。」って
    返しているんだよね。
レーラ:相手のレスに呼応するように合わせるのもいい方法だな。


<HBF第二フィールドより>

 暑っ(;´Д`):ヴォルフ ヴォルフ=ゾルダート 2002/08/10 03:00:01 





  =□○_(倒)



新人君:どの辺りがこれは参考になるんですか?
レーラ:この時のHBFの舞台設定は「摂氏40℃の真夏日」だ。
    この時ヴォルフ選手は、転送陣から屋上へ転送されて、先ず最初のレスがコレだ。
新人君:タイトルで「暑っ(;´Д`)」って言っていて、しかも倒れてる・・・
    凄く判るなぁ、これ。(笑)
レーラ:印象的なスタートだな。見た時に笑ったよ。絵文字の使い方がいい。

<HBF第二フィールドより>

 角萌えはワチだYO!:屋上セーラー セーラー 2002/08/10 03:29:49 

  (ん・・・? この感覚は・・・)
  転移時の独特の感覚を感じる。
  「どうやら試合開始のようだね。行って来るよ」

  バンダナを改めて締めなおし、愛杖を持つと、目を閉じて転移に備える。

  ・・・・・・

  光を感じて目を開くとフィールド。私の対戦相手は・・・


  「参ったな・・・」

  逆光で見え難いとは言え、毎日顔を合わせる男だ。間違える訳が無い。

  「さて、愛弟よ。派手な兄弟喧嘩と行こうか?
  兄に泣かされるのが弟の相場って所でしょ?」

  杖を握りなおし、愛弟ヴォルフに向かって語る。
  その時、頭によぎったのは・・・
  (トトカルチョ・・・自分に掛けるんじゃ無かった・・・(;´д⊂) )

新人君:読みやすいですね。
レーラ:改行を上手く使ってあるし、文字数が少ないのですっきりしてる。
    「・・・・・・」のところで時間の経過が表していて、余計な説明が無いのもGOOD。
新人君:そしてそして、相手を見て「参ったな・・・」って台詞がカッコイイ!
レーラ:組み合わせに驚いている感じが出てるよね。
    最後のオチがまたイイ味です。>トトカルチョ


<GHBF特別フィールドより>

 キス・オブ・ザ・ドラゴン アルケミ@ヘルハン 2002/09/18(水)01:31

  サイフィスの躯より噴きあがる剣の気に圧倒されつつ、間合いを計る。
  「ああ、だめだな…。気迫負けかも…」思わず気弱にもなる。
  その剣の届く距離に居たら死を意味するのであろう。
  そろそろと後ずさり、相手の動きを捕捉しながら銃を構える。
  狙うはその心臓。

  「さて…。まさか最初の一発で倒れるなんてのは…よしてくださいね。これは最初の挨拶です」

  8万ボルトの帯電弾丸
  「エレクトリックドラゴン!8万V!食らえ!」

新人君:これはどの辺が上手いのですか・・・?
レーラ:HBFの試合に挑む選手達は皆やる気満々なのだよ。自信と気迫に満ち溢れてる。
新人君:アルケミさんはちょっと気弱になってますね。
レーラ:そう、時々ちょっと気弱になるキャラクターがイイ!アルケミ選手の味が出てる。
    自分の気弱なレスや傷ついてピンチのレスって、結構入れにくいものなんだ。
    それをさらりとやってのけて、尚且つカッコイイのは流石・・・上手い!

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新人君:レーラたん、HBFの選手の皆さんってみんなこんなに考えてHBFを戦ってるの?
レーラ:まさか。きっと殆どの人はここまで考えてないよ。
    経験的に、何となくカッコイイRPのポイントが判る人は判るんだ。
新人君:僕もそうなるかな?
レーラ:何度も文章を考えて、RPを戦っていくうちに経験的に出来るようになるよ。
    それまでは考えながらRPをしていくといい。
新人君:頑張るぞー!
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