【HBF】最終戦―鍾乳洞の戦い― 〜地の底での激闘…〜
83664:ポルックス 2003/03/10 21:27:17 
政治の勉強などしながら気ままに旅を続けていた俺…
そんな中たまたま立ち寄ったヘルハンプールで、
思いがけない話が飛び込んできた。
HBF最終戦の執行を手伝ってくれというのだ。

始めは戸惑ったがせっかくのお誘い。
俺の旅の成果を試すには絶好の機会と思い、引き受けることにした。

レイラール氏から受け取った着慣れない衣装や小道具を身につけ
最終舞台に立った俺は、任された4人の選手と向き合った。

「ようこそ、HBF(ヘルハン・バトル・フィールド)最終戦へ・・・」
83666: 開戦RP1:執行部ポルックス ポルックス 2003/03/10 21:28:06 
(はぁ… 見るからに強そうな人たち…
 よりによって最終戦… とんでもない仕事引き受けちゃったなぁ…)

頭の中ではそんなことを考えていたが、表情は冷静を保ち、
選手達をまとめる立場にある事を自分に自覚させる。

「さて、お待ちかねの最終戦の舞台ですが…」

パチン…

ポルックスの指がなった。
83667: 開戦RP2:執行部ポルックス ポルックス 2003/03/10 21:29:13 
その途端、今まで選手が立っていた「地面」にぽっかりと穴が開き、
4人のツワモノは重力に引かれて地下へと落ちていった。

「今回の舞台はこの地下500mに広がる広大な鍾乳洞!
 薄暗く、上方への移動が困難な2次元空間!!
 果たしてこの舞台でどのような戦いが繰り広げられるのか…」
83695: 開戦RP3:執行部ポルックス ポルックス 2003/03/10 23:16:52 
ポルックスは目を閉じ、一度深く深呼吸をした。
静かに自己の中のテンションを高めていく…

「それでは…
 ディアブロ選手&インタバル選手
          VS
        ロウ選手&レハイム選手…


      HBF最終戦… 開幕ぅぅ!!! 
83717: 落ちていく…そりゃもう落ちていく:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/11 02:03:04 
足場が無くなる…
そして落ちていく…

どんなに体重差があろうとかかる重力の関係で着地は同時になる。
遅くなることはあるが最大速度が変わることはない。
それじゃあ分が悪い。

「ンじゃ、お先!」
と一声、他の三人に声をかけると自分にかかる重力を増加し一気に降りていき、一人辺りを見
回す。
「こりゃ良いや、やりやすい」
そして微かに笑みを浮かべる。



その手に握られた背丈の割に大きめな剣を地に突き立てる、右腕を前方に突きだし拳を握
る。

そして剣は…拳と一つになる。
 83720: 上昇上昇:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/11 02:37:45 
構える。
殴ることに特化した篭手のようなその右腕を前方に突きだす形で構える。

自らの闘気の流れが右肩にかかるバンダナを揺らす。

今飛び上がれば挟み打ちの形になるだろうか?
等と思いつつ拳を地に打ちつけて飛ぶ、吹っ飛ぶ。

まず狙うはかつて自分が敗れた相手…ディアブロ。
そう決めていた。

「我が拳
  込められしは信念、
  心占めるは空の心、
  刻め我が牙をその身体に、心に!」

上昇しつつその闘気をさらに高める。
ロウの戦いのゴングは鳴った。
83721: 鍾乳洞に穴を空けるのはどうかと。(何:ディア ディアブロ 2003/03/11 03:08:23 
「やれやれ・・・元気がいいねぇ。」
高速で落下していくロウを見下ろし、呟く。
「さて・・・と。拙者もそろそろ行くとしようか。」
そう言うと、背中に二枚の翼が現れた。漆黒の悪魔の翼と、
灰色の天使の翼。何かを象徴したかのようなこの二枚の翼を
羽ばたかせ、一気に地下へと急降下していく。そして、
不意に飛び上がってきたロウに対して擦れ違いざまに
斬撃を見舞った。剣と拳がぶつかり合い、火花と金属音が
鍾乳洞に響いた。
「久し振りだな・・・あれから、少しは強くなったか?」
地面に降りたディアブロが、上空のロウを見上げて不敵な
笑みを浮かべた。
 83722: お手柔らかに:インタバル インタバル 2003/03/11 03:40:36 
「・・・・・・。」

緊張しているのか、普段からなのか無表情だ。

「ヴォルフ殿は上空ステージか・・・・・・
いや、人の心配をしている場合では無いな」

落下しながら、意を決したように自分達のステージとなる地面を見つめた。
既に戦端が開かれているというのにのんびりした様子だ。

「・・・・・・ふむ。ま、ディアブロの足だけは引っ張るまい」
それと判らないほど唇の端を片方微かに歪めると、体勢を整え
静かにステージに降り立った。
剣を身体の前に構え相手を見据える。

「俺の相手を頼むよ・・・レハイム殿」
83844: 見えざる腕に捕まれて…:レハ レハイム 2003/03/11 21:55:25 
重力…万物に等しくかかる力


「つうっ、転送陣じゃないとこういう事になるのですね」
右手の腕輪に魔力を篭めて槍に変えてロウの戦いを気にしてると

『俺の相手を頼むよ・・・レハイム殿』

前方で剣を構える男から呼びかけられる

密やかな嘆息と共に発せられる応答は
自信の現れか、それとも只の認識不足か・・・

「お相手は致しますけど
私は早くロウさんの援護をしたいんですよ

私は緑水の槍士レハイム=ランガード、貴方の名は?…」

挑発…にしては、無粋すぎる仕掛け方だった

 83871: 選手紹介1:執行部ポルックス ポルックス 2003/03/11 23:29:19 
「うわ、もう始まった!?
ったく、地底に着くまで我慢できないんね…」

自身も穴に飛び込み落下を続けながら、下方で始まった激闘を観察する。

ポケットから登録プロフの紙束を取り出し、選手名を確認する。

「え〜っと、今、入れ替わりに下まで降りたのが…

<チーム:HELL PANISHER>ディアブロ選手!!

キャッチコピーが「ヘルハンの銀と青の魔王」であるこのチームの「銀の魔王」!!
「青の魔王」であるインタバル選手との連係プレーは見逃せません!!」
83873: 選手紹介2:執行部ポルックス ポルックス 2003/03/11 23:35:38 
「で、一方が…  おわ!?」

下方から右拳が重力に逆らって上昇し、目の前を通り過ぎていった。
自分の位置があと30センチほどずれていたら、見事にその拳の餌食になっていただろう。

「うわぁ… あぶねぇ…
 あ゛〜 プロフがぁ!?」

驚いて手に持っていた紙束を放してしまったのだ。
何とか宙に浮く(ように見える)その紙をかき集め、自分の上方に上がった男と照合する。

「あ、あったあった、これだ…

ただいま、地底から脅威の跳躍を見せたのが…

<チーム:ザ・無名>ロウ選手!!

ロウ選手は昨年9月に行われたGHBF特別フィールドでディアブロ選手に敗れており、
この二人の戦いの行方も注目です!!」
 83908: 私が鍾乳石に刺さらないように祈ってます(ぉぃ:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/12 01:58:45 
「久し振りだな・・・あれから、少しは強くなったか?」
その言葉に答えるように空中で攻撃モーションに入る。
そして突きだされる剣、繰り出される蹴り、
再び激突する。

「くぅぅーっ、キタっ!これだよこれ」
自分が相手にしている男の強さを改めて『右足に残る痺れ』で確認すると地を蹴り出す、強く、
鼓動を刻むように。
「おぉぉぉっ」
前回はここで簡単に攻撃を受けた。今回は…
無防備に走り込んでくるロウに斜めから切り下ろされる剣。
それに対し…スライディングでかわし後方を取り、両拳を握るとそのまま両腕を腰にもってきて
構える。
83912: 打撃のスピードの向上:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/12 02:10:59 
「ポジション取ったぁ!」
が、相手は並の相手ではない既に迎撃できる体勢を取っている。
それでも両腕から乱打を放つ。

細かい金属音と無数に飛び散る火花。
移動する速さを上げるのではなく拳を出して戻す。
出して戻すこの動作を極限まで速くすることにより…
「ハァァァァァァァッ」
その拳は残像すら残さない。

飛び散る火花を目にしロウから再び距離を取る。
(ガードされるんだよなぁ…やっぱ。こっちの必殺技に絡めたいが…)
目の前の牙城を切り崩すことは簡単にはできない。
「やっぱ攻撃だろ、男だったらさ」
そしてジリジリと間合いをつめる。
 83926: 反撃:ディア ディアブロ 2003/03/12 03:34:44 
拳の嵐を全て剣で受け流し、再び間合いを取る。
「さて、と。そろそろ、反撃させてもらおうかね。」
そう言うと、彼の周囲に幾つもの火球が現れた。
ヒトの握りこぶしくらいの大きさのそれは、彼の
姿を赤々と映し出していた。そして、ロウの方へ
ゆっくりと右手を掲げた。
 83927: ま、折角のタッグな訳だしな:ディア ディアブロ 2003/03/12 03:37:11 
「・・・喰らいな。」
彼がそう呟くと同時に、一斉に火球がロウを襲う。
しかし、ロウの反射、跳躍によってそれは全て
避けられた・・・かに見えた。
「随分となめられてるじゃないか?インタバル。
 ちょいとそいつに思い知らせてやんな。」
ディアブロが、妖しい笑みを浮かべて相棒に声を
掛ける。火球の先には、インタバルと対峙する
レハイムの姿があった。
 83928: 自然を大切に:インタバル インタバル 2003/03/12 04:12:23 
「ふ・・・相手をしてくれるのか。俺はインタバル。
ディアブロの邪魔をしたくないのでな・・・よろしく頼むよ。」

焦る様子の相手に構わず挨拶を続けていたが、背後からの気配に気付き振り返る。
そこにディアブロからの檄が飛んだ。

「・・・言ってくれるな。だがまあ、なめられても仕方あるまい?
俺はそもそも・・・」

喋りながら左手をかざすと、飛んできた火球に併せるように風を起こし送り込む。

「戦闘向きじゃないんだよ!!」

最初に放たれた時よりも大きくなった火球が目前の男に迫る。
84024: 迫り来る熱波…:レハ レハイム 2003/03/12 20:56:26 
視界の端から火球が飛んでくるのは予想してた…

(秋祭りの時は、これに難儀されてたんですよね)

左手に取り出した小瓶を掲げながら詠唱を……

「なっ?! ええい、ままよ…
守護の天蓋よ、我を守る壁となせ」
咄嗟の判断で、自分を包み込むはずの結界を正面の空間に展開する

魔力の干渉による爆風を抜けながら、転がり出るレハイム
所々、煤けてはいるが大きな負傷は見えない

「これは、ずいぶんな歓迎ですね」
爆風の勢いを駆って回り込むように走り続ける
「では、相応の返礼はしませんとね」

84032: 反撃開始…:レハ レハイム 2003/03/12 21:13:55 
「命を育む大地の黄よ、全てを包み込む樫の導きとともに…」
先程の結界で使ってしまった魔力を
フィールドに満ちる大地の力を取り込むことで代用する
「我が前に大いなる力となせ、フォースゲイザー!」

左手から解き放たれた魔力弾は詠唱時に大地の力を取り込んだ為か
地面を削り取りながら、インタバルへ突き進んでいく‥‥
84069: 選手紹介3:執行部ポルックス ポルックス 2003/03/12 23:23:33 
薄暗い鍾乳洞内で、赤々と輝く火球が走る!!
その火球は風に煽られ巨大な炎となった!!

「おおっと、早速でたぁ!!
 チーム『HELL PANISHER』によるコンビ技!!
 今、風を放ったのが…

 <チーム:HELL PANISHER>インタバル選手ぅ!!

 「ヘルハンの銀と青の魔法」の青の魔王!!
 風系・地系の呪文を得意とするこの選手に鍾乳洞は格好のフィールド!!
 この地の利をどう生かしてくるのか… 注目です!!」
84074: 選手紹介4:執行部ポルックス ポルックス 2003/03/12 23:48:56 
閉鎖空間内で大きく燃え上がった炎が一気にレハイム氏に襲い掛かる…!!

(これは… いったか…?)

が、炎が大きく燃え上がって消えた後、そこには何食わぬ顔で立つレハイム氏がいた。

そして…

「我が前に大いなる力となせ、フォースゲイザー!」

巨大な魔力弾がインタバル氏に襲い掛かる!!


「おおっとぉ、すかさず守りから攻撃に転じたのは…
 <チーム:ザ・無名>レハイム選手ぅ!!

 ガレーナからこのフィールドのためにヘルハンに乗り込んできたレハイム選手!!
 
 奇しくもインタバル選手と同じく地属性・風属性の攻撃を得意とするこの選手。
 その二人が早くも激突だぁ!!」
 84081: 同時進行─その時のロウ君─:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/13 00:18:23 
とりあえずカモフラージュに残像をその場に残してから移動。

ちょうど中間地点の時にレハイムに炎が直撃するのが見える。

─グッドラック、レハさん狽пi≧∀≦)─

とか思いつつも彼が何とも無いことを祈る。

振り返る

─あ、やべ、ディアブロさんと目が合っちゃった・゜・(ノД`)・゜・─

とか思うが表情は変わらず。

追いつかれる前に行動を起こさねば…
とその時炎の中から相棒が生還するのが見えた。
84084: ヘイ、グレート(コードネーム)!マッスルドッキングだ!(嘘:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/13 00:26:52 
何か叫びたい衝動をグッと堪える。
そしてレハイムの攻撃に追撃を加える。

「アークインパルス・バージョン4!…『空気を貫通する衝撃』」

レハイムの放った魔力弾をはるかに上回る速度で左腕から衝撃を放つ
衝撃は魔力弾に激突すると魔力弾を加速し、さらに魔力弾を散らし無数の魔力弾がインタバ
ルに襲いかかる。

「名付けてフォースインパルス…なんちゃってな」
84098: 自然破壊が・・・:イ インタバル 2003/03/13 01:49:48 
「・・・・・・ちっ」
不意打ちにも等しい攻撃が功を奏さなかったばかりか、
無数の魔力弾が自分の方に向かってくるのを確認。

「ここで使うしかないか・・・!」

大地に跪き、左手をつくとそこから魔力を注ぎ込む。
インタバルの周囲の地面が隆起し、包み込むように壁を作った。

「く・・・・・・」

攻撃を全て吸収しきれずに壁が崩壊する。
土埃が舞う中、何事も無かった様に立ち上がる人影。

「・・・ディア、頼む。」

衝撃の余波だろうか、インタバルの角には亀裂が走っていた。
84101: 隙だらけ、と:ディア ディアブロ 2003/03/13 02:30:10 
「・・・ディア、頼む」

相棒の声が耳に響くより早く、ディアブロは動いていた。
インタバルに同時攻撃を仕掛けるロウとレハイム。その
姿は、ディアブロから見ればあまりにも無防備だった。

「言われんでも、わかってるさ・・・。」

呟きながら跳躍し、一瞬でロウの背後に近付くと、
その大剣を横に薙いだ。クリーンヒット、とまでは
いかないまでも、確実に肉を切り裂いた感触が手に
伝わってくる
84102: 更に駄目押し、といこうか:ディア ディアブロ 2003/03/13 02:31:14 
「ほんの一瞬でも、拙者から目を離したことを後悔するんだな。」

そう言うと、ロウに向けて右手をかざした。一瞬、
小さな魔方陣のようなものがディアブロの前に
浮かび上がり、そこから忌まわしき黒い炎が溢れ出した。
全てを喰らい尽くす、漆黒の炎が。
84203: 拡がる焦燥…:レハ レハイム 2003/03/13 23:29:08 
着弾の寸前まで積んだと思っていた・・・  

なのに理想的なタイミング・二人分の威力を防がれた上に
ロウは隙をつかれて追い込まれている

「くっ、さすが…と言うべきですか」
何より、正面の男から一瞬も目が離せない

(多少なりとも手傷を負わせたんです、攻めるのは今なのでしょうけど‥)
殺気や魔力を感じたわけでも無いのに冷や汗が止まらない

「…迷ったら前へ、これポリシーですよ」
右手の槍を前に掲げながら左手を添える変則的な構えで
一気に間合いを詰めていく
 84226: 本当は肉体派(´Д`):イ インタバル 2003/03/14 01:38:02 
・・・・・・。

一瞬、意識が途切れた。
耳元で角の砕ける音が聞こえ、我に返る。

(気を失っている場合じゃないな・・・)

目前には槍を持つ相手が迫っている。集中を欠く訳には行かない。
重く感じる右手の剣を地面に刺し、空手になる。
右足を後ろに引き、腰を落とすと、静かに格闘の体勢に入る。
左腕には、指先に鉤爪のついた硬質の篭手。

「ディアとの普段の殴り合いがどこまで役に立つか・・・」

呟くと、間合いを詰められる前に自ら槍の前に飛び出した。
84256: 昨日は寝ちゃいました(*ノノ):ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/14 10:32:32 
全身に燃え広がる炎、焼けこげる嫌な臭い
斬られた部位に炎はかなり辛い。
これ以上この炎に身を置くことはこの勝負の行方だけではなく自分の命すら危うい。

(奥の手をここで使うしかないか…)

ガレーナの魔法供給所最深部で死をこの目にし得た……

ひときわ大きく炎が燃え広がると全てを焼き尽くす。
そこには痕跡すら残っていない。

だが、
「ジャスト3秒」
声と同時にディアブロの背後からラッシュが叩き込まれる。
84259: トキヲヨムモノ:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/14 10:50:48 
「チッ、3、4…5発しか入ってねぇ」
タイミングは完璧だった、だから拳は入っている。
だが、相手はロウの方へと振り向かずそのまま前方へ飛んで拳の嵐から逃れた。

「ヘヘッ、おかしいかい?俺がここにいることが?それよりも炎が消えている事…かな?」
笑ってはいるがさっきのは賭だった。
0,003秒…この極微少な時間がロウがディアブロの背後に移動するまでに要した時間だっ
た。
ロウ自身全て把握はしていないが…とにかく人が感じる千分の一秒を一秒にしての超超高速
移動。
が、この間攻撃ができるほど世の中上手くできてはいないらしい。
さらにダメージから来る疲労も隠せなかった。
84328: この場で接近戦が苦手なのは私だけ?(‐w‐;) :レハ レハイム 2003/03/14 22:19:40 
側面で行われてるロウから不思議な波動を感じて
気が逸れた一瞬にインタバル氏が無手になって飛び込んでくる

剣呑な左手を天井から差し込む光に鈍く輝かせながら…

―ガツッ―

激しい衝突音の後に再び距離を取る二人

「痛たた…さすが魔王と言うところですね」
鈎爪に右肩を浅く切り裂かれているが
これは咄嗟に槍で防いだ結果で問題は…

「けっこう…重いです…ね…」
先程までの冷や汗が脂汗に変わっている 
見る間でもなく、腹部に大きな痣が出来てることだろう
鈎爪に注意が集まったときに右の拳が突き刺さっていたのだ
84330: 更に一番、打たれ弱そうかも…:レハ レハイム 2003/03/14 22:31:55 
「くっ…まだ倒れるわけには参りませんよ」
魔力を集めて痛みを和らげて、間合いを取り直す

槍は、えてしてリーチが長いと言われるが
有効的な間合いの広さは剣よりも狭いデリケートな武器なのだ
それ故、自然と慎重にならざるをえない…

「やるなら、全力を持って…ですね」
今まで右手に持っていた槍を左手に持ち替え
更には全身に魔力をみなぎらせて腹部の痛みを抑えながら
インファイトを行う姿勢に切り替えていく……
84332: つ、角ーーー!:応援者(*ノノ) アルケミ 2003/03/14 22:56:53 
ポルックス氏が、蝙蝠を連れて来た。
「応援コウモリ…ですか?」
「ええ、コウモリです。メッセージやちょっとしたアイテムなら運べるのです」無論、国内で今、電
波放送されているあの試合会場へ、だ。
「インタバルの指名とあらば!」だがこの試合、これまでの白熱戦に対し、いったいどう応援す
べきか…。
そうだ…角!
インタバル、森の護り手。その角は森の平穏の象徴。(ぇ
その角が今、ひび割れ、砕け落ち!
コウモリよ、間に合わないかもしれないが…そして、役に立たないかも知れないが…スペアの
角をお前に託す…!(慌てていたので、それはソフトクリームのコーンだった)
そしてインタバルにメッセージを…

『がんばれー』
84367: 応援入り辛い展開ですまん:イ インタバル 2003/03/15 03:27:41 
「お褒めに預かり光栄だ」

槍は接近戦に弱いはず・・・と飛び込むも、殆どの攻撃を防がれる。
更に、至近距離で攻撃を食らえばこちらがひとたまりも無い。
先ほどの攻防でも槍の穂先がかすめる度に冷や汗をかいた。
既に浅い切り傷は、無数にある。

「・・・む?」

目前の男の気配が変わった。
いつでも動けるよう軽く腰を落とした姿勢のまま身構える。

(左腕一本位は覚悟するか・・・)

左腕の装備、『鎧袖一触』に意識を集中する。
装備品自体の魔力を解放。
おそらく強烈なダメージを与えられるだろうが、その後は砕け散る。
ただ、一度だけの武器。
84368: コーンは角より砕け易い:イ インタバル 2003/03/15 03:28:25 
集中と緊張で周囲が見えなくなりかけたその時、微かな羽音と共に応援の声が聞こえた。

『がんばれー』 

ついでに軽い三角の物体が落ちてくる。
思わず受け止めると、じっと見入る。

「・・・・・・コーン?」

もちろん、声の主も、これを送ってきた相手も判っている。
ふっと全身の力が抜ける。

「・・・・・・有難う、アルケミ」

肩の力を抜き、目前の相手に備える。
84499: 闘争が、血が、悪魔を呼び醒ます ディアブロ 2003/03/16 04:49:59 
「ク・・ククク・・・ハハハハハ・・・。」

ディアブロが、心底愉快そうに笑う。

「全く、面白い奴だ・・・あの状況で、回避だけで
 なく攻撃に転じるとは。面白い、面白いぞ、小僧。」

自分の攻撃を避けられたことに対する驚きや、
攻撃を喰らったことに対する怒りは一切なかった。
ただただ、ディアブロは歓喜に身を震わせた。
84501: 龍を絶つ剣 ディアブロ 2003/03/16 04:52:57 
「確かに貴様は強くなった。正直驚いたよ。だが・・・」

そう言うと、ディアブロは右手に持つ大剣を眼前にかざし、
その刀身を指でゆっくりとなぞっていった。大剣が、暗闇の中で
うっすらと光り輝いていくのが見える。ディアブロが剣の
刀身をなぞり終えると、刀身から激しい輝きが発せられた。
ただでさえ大きな剣が、その光を纏って二倍ほどの大きさに
膨れ上がる。

「・・・それだけじゃ、俺には勝てねぇよ。」

そう言い終えるが早いか、光が残像も残さぬほどの早さで閃いた。
84513: まだまだだね…(某王子様風)と言えば良かったかもw:レハ レハイム 2003/03/16 07:26:35 
高まる魔力…フィールドの関係上集まるのは大地の力が大半だ
キラキラと漏れ出す魔力の欠片が薄く黄色く色づいている…

「半端な魔法よりも、槍に魔力を篭めて一気に貫く…」

利き手に持ち替えた魔法槍エルザードに輝きが集い始めた瞬間
目の前に見慣れぬ物が声と共に降ってきた…

(あれは……どうみてもウエハースみたいな物ですよね
これは、一体どういう意味が有るのだろう‥実は高度なアイテムだろうか?)

フェイントを駆使するタイプの槍士にとって
把握出来ない状況では、どうしても動けなくなる


微妙な空隙が生じていた
84542: コ、コーン!?:執行部ポルックス ポルックス 2003/03/16 13:17:57 
「す、すげぇ…」
ポルックスの口から思わず溜息が漏れた。

かたや千分の一秒単位で繰り広げられる、拳と剣の激しいぶつかり合い。
かたや、フィールドの属性を見事にいかし、魔法を用いた戦い…

まさに瞬きすらできないような中、妙な円錐状のものがひらひらと…


「…? あれ、応援アイテムだよな、たぶん…
 やっべぇ、俺の説明まずかったかなぁ…」

ぽりぽりと頭をかいていると、そこにまた一匹のコウモリが舞い込んできた。
84543: 本当に国際レベルのイベントなんですね…(カクカク:執行部ポルックス ポルックス 2003/03/16 13:19:48 
コウモリはおもむろに口を開くと、どこかで聞いたことのある女性の声でこう喋った。

「負けたらガレーナへ強制送還、給料半額でお仕事量3倍ですよ〜(愛」

その声は、音響のいい鍾乳洞全体に響き渡った。

「うぉ、ナノカ様だぁ…
 こりゃ、あの二人負けられねぇなぁ…」

忙しい中、こちらのお願いに答えてくださったガレーナ王に感謝の意を、
そして、あまりにも哀れな(?)二人の選手に同情の念を表すため、
俺はこっそり合掌した。
84627: まだ旅をはじめて一ヶ国目なんですけど・゜・(ノД`)・゜・:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/16 23:53:48 
──!?──

一瞬の判断。
危ない、そう感じた気配だけで行動を起こす。

『千分の一秒を、一秒に』

超超高速の世界をとっさに作りだしバックステップを取る。

それでも数瞬…遅い。
だがこの時間の流れの中でなら何とか閃きが…見える。
とっさに右腕を振り上げる。

が、いかんせんパワー負けする。
だが、ダメージを最小限にする最善の策でもあった。

…そして時の流れは元に戻り、ロウの身体が吹っ飛ぶ。
 84630: 正直一番きついのは応援メッセージの気がする(マテ:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/17 00:06:40 
吹っ飛んだロウの耳に入る素敵なメッセージ。
「この声は!?」
この不利な状況でまさに女神…だと思いたかった。

「負けたらガレーナへ強制送還、給料半額でお仕事量3倍ですよ〜(愛」

この声はレハイムにも聞こえたのであろう、顔が引きつっているのが見える。
そうだろう、なにより自分がまだ帰りたくない。
今朝妙に優しかったのはきっとこのことがあったからに違いない。

その応援で極限まで一気に落とされ、無となる。

悪い言い方をすれば、『もうどーでもいいです』
また、別の言い方をすれば『無の境地』へと心が高まる。
84633: 右腕の咆吼:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/17 00:19:18 
「ロウさん!」
レハイムの声が耳に入る。

「あいよ」
ユラユラと身体を左右に振りながら走り出し右腕に闘気を集中する。
闘気に反応し右腕が変化しその形態を変える。
そしてあふれ出る闘気を振り払いそのまま無造作にディアブロに殴りかかる。

─ウォォォォォーン─

一撃ごとに右腕が咆吼をあげる。

(今から一分間レハさんに時間を…)
84635: 1分間:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/17 00:30:16 
超超高速移動からタイムラグなしで乱打を叩き込む。
2,3発は入るがその後は剣でガードされる。

が、それが狙いでもある。

「アークインパルス!」
対象を貫通する衝撃でディアブロを吹っ飛ばす。
ダメージはそれほどでもない…ただ吹っ飛ばすだけの衝撃、そう、インタバルの方へと。

そして直ぐさま両手を頭上で組むとその両手が振り下ろされる。
耳障りな掘削音と共に。
空間が削れ、崩れた空間が龍と成す。
「お二人さん、悪ぃがちょっとばかし俺一人で相手させて貰うわ」
そして龍を放つとその頭上に乗り、龍と共に突撃をかける。

(やってやるさ、やってやるとも)
84639: コウモリって可愛いv:応援者 ミュリエル 2003/03/17 01:05:01 
HELL PANISHERの闘いぶりを、ミュリエルがはらはらしながら眺めていたその時。
彼女にポルックスさまから、応援コウモリなるものが手渡された。

「インタバルさまには、無事アルケミさまからコーンが届きました。これで角は一安心。残るは
…」

コーンで一安心。そんなわけない。
しかしそう思いこめてしまうほど、ミュリエルは狼狽えていた。

「応援…ディアブロさまに気合いを入れて、怪我もしないで、とお伝えして、そうそう試合が長引
かないと良いです、夕飯の時間には帰ってきていただかなくては!」

途中から大きく曲がっていることに、彼女は気付いていない。
なにしろ狼狽えているのだ。
84640: 曲がり曲がってこんな応援に; ミュリエル 2003/03/17 01:05:58 
「もし夕飯の時間に間に合わなかったら、せっかく用意したこのレバ刺しを食べていただけない
…。食べ物を腐らせるなんて我慢できないっ!」

【大根は葉っぱまで食べる。食べ物は大切に。】

尊敬するはむちさまから教えていただいた、この精神を忘れない。
ミュリエルは何かを決心してレバ刺しの皿と、何故か胡瓜を手に取った。

「ディアブロさま!ご帰宅が遅くなるようですので、このレバ刺しを食べてください!それからイ
ンタバルさまには温室で栽培した胡瓜を…!」

届け、この切なる願い……。

届かない方が良いような気がする。
皿と胡瓜を運ぶコウモリの目が少し、悲しそうだった。
84663: 強引だのぅ・・:ディア ディアブロ 2003/03/17 03:23:27 
「・・・やれやれ、何を狙っているやら・・・。」
空中で反転して着地したディアブロが呟く。そして、
近付いてくる何かの気配に反応し、その大剣を一閃させる。
が、その何かに刃が触れる直前、大剣の動きが止まった。
「何だ、コイツは・・・ふむ、何か持ってるな・・・。」
持っていた皿を受け取って、そこに盛られたものを見て
送り主が誰かを知る。
「ったく・・・何やってんだか、アイツは。」
ディアブロが苦笑する。
「・・・レバ刺しがあるのに何でごま油と塩がないんだっ!!」
84664: 美味いぞ〜!(誰:ディア ディアブロ 2003/03/17 03:24:52 
「ったく・・・しょうがないヤツだ・・・。」
そう呟きながら、何処からかごま油と塩、そして小皿と
箸を取り出す。常に持ち歩いているのか、それとも
瞬間的に召喚術で呼び寄せたのか。それは定かではない。
「酒は・・・さすがにやめとくか。何言われるか
 わかったもんじゃないし。」
そう呟くと、皿に盛られたレバ刺しを黙々と食べ始めた。
84665: 相手もコーンに気を取られている!!:イ インタバル 2003/03/17 03:27:37 
隙発見。そう思った瞬間、また、微かな羽音。
更にまた何か落ちて来る気配。

「・・・・・・!!」

受け止めた瞬間、動きが凍りつく。
今まで殆ど表情を出さなかった顔に、激しい恐怖が浮かんでいる。
別に、胡瓜が嫌いな訳では無い。
だが、しかし、これは・・・。
手足が生えた血塗れのこの胡瓜は・・・。
しかも以前より大きい。精魂込めて育てたのだろう。
今や温室となった俺の部屋で。

溜息をつき、僅かに逡巡した後、胡瓜とコーンを懐にしまった。
ふと見ると相手も衝撃から立ち直ったようだ。
84666: 来るか:イ&ディア インタバル 2003/03/17 04:58:45 
ロウが大技を繰り出して迫って来る。
ディアブロは好物をゆっくり堪能すると、皿を律儀にコウモリに返した。

「・・・・・・。」

何か言いたそうな相棒の目線に気付くと、にやりと不敵に笑む。
インタバルは微かに目を細め、それに返した。

「しかし・・・中途半端に食ったせいか、余計に腹減ったぞ。」
「終れば、ミュリ嬢の料理が好きなだけ食えるさ。」

相手が大技を狙うならこちらも行くまで。
2人は瞬時に目標を定めると、同時に詠唱に入る。
ディアブロの前には巨大な炎が発生、インタバルの前には小規模では有るが竜巻が発生す
る。
竜巻は、炎を巻き込み、巨大な炎の竜となり進む。
自らの敵――ロウを目指して。
84761: ちょっとだけ時間が戻りますw;:レハ レハイム 2003/03/18 00:19:15 



耳に入った音を脳が受け付けようとしない‥‥

何かとても、恐ろしいことを懐かしい声で聞かされた気がする
一瞬、横目で見たロウの顔は青ざめていた
(もう、国際問題や自分の限界なんて言ってる場合じゃ無いかもしれない
今の私に制御できるのは60%‥でも70%出してみせる)

「ロウさん!」声を掛けながら指を一本だけ立てて見せた
1分間…いくらロウでも、それ以上二人を抑えるのは困難だろう

全力を出しきる準備は整った  
(胸の奥で轟音を立てる涙を除けば(ノД`)・゜・
84762: RPで全開戦闘するのは初めてなのでつ(普段はやられ役ノノ:レハ レハイム 2003/03/18 00:21:05 
バックステップを踏みつつ、槍を腕輪に戻て袖口から小瓶を取り出す

右手に2本、左手にも更に2本指の間に挟むようにしてから
目を閉じて印を切りながら詠唱を始める…
「全てを焼き尽くす赤き力よ 我が前に」
火の玉が正面に浮かび上がり、周囲に赤い煌めきが舞う‥

「自由を司る緑の力よ 我が右手へ」
右側面につむじ風が巻き起こり、周囲に緑の煌めきが舞う‥ 

「わだつみを統べる青き力よ 我が後ろに」
後方の空間へ天井の水滴が集まり周囲に青い煌めきが舞う‥

「命を育む黄色の力よ 我が左手へ」
左側面の地面が槍の様に隆起し、周囲に黄色い煌めきが舞う‥
84766: で、多少強引なのはご容赦をm(_ _)m:レハ レハイム 2003/03/18 00:31:49 
(くうぅ…やっぱり制御するのは厳しいですね)
元素統括魔法は、属性が増える事に難度が何倍にも跳ね上がる
(でも、此処まで集まれば十分ですよ)

―――キッ―――

大きく見開いた目は、ただ目標だけを見つめ
視線と沿うように両手も捧げられる

「これが、私の最大魔法です エレメンタルバスターっ!」

4色に輝く無数の魔法弾が標的…ディアブロへ殺到していった 
  84768: 龍対竜、怪獣大決戦だ!(違:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/18 01:02:59 

「くっ、詠唱時間を与えちまったか…だがこのまま引けるかよ!」
目前に現れた炎の竜に対し、引かずに突っ込む。
(見た感じだが…)
こちらの方がかなり分が悪い。
突撃した衝撃と同時に前方へと飛び、炎の竜を飛び越える。

(もう少し…)
着地と同時、間髪いれずに超超高速移動から二人に攻撃を加える。

が、やはり二人の相手は辛い。
(そろそろ限界なんですけど…)
相棒の気配を探る。
84772: ここで戦っている執事ってのは普段何してるんでしょうか?(自問:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/18 01:15:47 
「ぐはっ」
2対1、そう簡単に成り立つものではない。
この場合も少なからずそれに当てはまり、結果。

「ッ痛ぅ」
とこのように吹っ飛んだりやられたりするわけである。

ロウにとってかなり無茶な戦いではあったが、無駄には終わらなかったようだ。

「これが、私の最大魔法です エレメンタルバスターっ!」
持つべきものは信頼できる相棒…といったところだろうか。
レハイムの魔法の照準はディアブロ…それにタイミングを合わせる。
84775: 銀河の星々と精霊の光を…:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/18 01:30:13 
「ちょっくら、ごめんよ!」
インタバルの背後に回り蹴りを入れる、スピードはガードが間に合うくらい。
「オラァッ」
そのまま蹴り込み、吹っ飛ばすちょっとの間邪魔が入らないぐらいに。

続けてディアブロに球体を飛ばす。
その球体は直ぐさま斬られ弾け飛んだかと思うと一瞬で広がりディアブロを特異空間で包み込
む。
その空間がレハイムの魔法弾を次々と飲み込む。

「レハさんタイミングあわせて!」
「了解!いきますよ…」
「「ギャラクシアン・バーストォッ!!!!」」

そしてディアブロに全方位から出現した魔法弾が襲いかかる。
84954: そろそろドカ〜ンと☆(ぇ:執行部ポルックス ポルックス 2003/03/20 00:45:55 
技を技で返す壮絶な戦いが続いていた…

「4人とも結構なダメージを受けてるはず…
 そろそろ決着がつくか…」


そのときだった。ヘッドフォンマイクに声が入る。
「あ〜 ポルックスさん? レイラールだけど…」
「はい、なんでしょう?」
「その鍾乳洞ね〜 爆弾仕掛けておいたから〜
 20日になると自動的に爆発するんだ〜」


「………はい?」


直後。轟音が鳴り響き、天井が崩れ落ち始める…


「ここ、地下500mだったよな…
 おい〜 まだ死にたくねえぞ俺は〜」

一人慌てふためくポルックスをよそに、戦いはいよいよ終盤戦へと突入する…
84969: そろそろ終わりか・・・。:ディア ディアブロ 2003/03/20 03:18:40 
結界のようなものに包まれ、動きを封じられる。
そして、それに合わせてレハイムから放たれた無数の
魔法弾が結界の中へと吸い込まれ、ディアブロに迫る。
「「ギャラクシアン・バーストォッ!!!!」」
ロウとレハイムがそう叫ぶと同時に、その魔法弾が
一斉に爆ぜた。地水火風の四元素が、狭い空間の中で
炸裂する。結界では防ぎ切れなかったのか、爆煙が辺りに
立ち込めていた。そのせいで、ディアブロがどうなったかは
伺えない。煙がだんだんと晴れてくると、そこに人影が見えた。
84970: 皆、お疲れさん。:ディア ディアブロ 2003/03/20 03:20:12 
「やれやれ・・・やっと収まったか。」
煙が完全に消え去ると、ディアブロが平然と立っている
のが見えた。彼の着ていたコートやズボンは流石に
爆発の影響で焼け焦げ、破れてはいたが。
「なかなかのもんだが・・・俺を倒すにはちと、
 力不足だったようだな。」
ディアブロがにやりと不敵な笑みを浮かべた。コートの
ボタンを強引に外し、脱ぎ捨てる。
「さて・・・それじゃ、そろそろ死ぬかい?お二人さん。」
そう言って、ディアブロが剣を構えた瞬間・・・相棒の
様子がおかしいことに彼は気が付いた。
84971: お疲れ インタバル 2003/03/20 03:21:58 
振り返るだけで精一杯の反応だった。

無防備な状態で蹴りを食らう。
「・・・・・・!!」

ぼきり

嫌な音が響く。
いや、自分にだけ響いて聞こえたのかもしれない。

見る間に腹部に広がり滲むもの・・・。
何かは判っていたが、思わず右手で確かめる。
白い手袋を、赤い液体がまだらに染め上げていく。
インタバルの顔は血の気が失せ、白くなっていた。

「・・・ディア、すまん。俺は・・・。」

相棒の異様な気配に、ディアブロの動きが止まる。

「・・・止むを得ん、か・・・。」
呟くと、自ら負けを宣告した。

「降参。・・・拙者達の負けだ。」
84972: 止まってすまなかった:イ インタバル 2003/03/20 03:24:06 
「おい、大丈夫か?」
口もきけない様子のインタバルに近寄り、覗き込む。

「・・・・・・服の下の惨状を想像したくない・・・」
やや虚ろな目で答えるインタバル。


「大袈裟だな・・・その程度の血なら、大したことはないさ。」
肩を貸してインタバルを立たせる。足にきているのか、少々ふらついている。
「・・・胡瓜が服の下でぐちゃぐちゃに・・・!!」
インタバルはこの上ない危機とばかりに訴えた。
ディアブロの頬が引き攣る。
「まさか・・・この血は胡瓜の・・・?」
「うむ。」
84973: オチ:イ インタバル 2003/03/20 03:40:44 
「「・・・・・・・・・・・・・・・。」」

「・・・手前は一遍死ねッ!!」
ディアブロがインタバルの首をぎりぎりと絞める。
「ま、待てっ!ギブギブ!!」


崩れてきた洞窟をさっさと後にするべく、ディアブロは翼を出現させ羽ばたいた。
・・・インタバルの首を締めたままの状態で。
85120: 時間切れですねぇ…:レハ レハイム 2003/03/20 23:48:49
「そんな…」
全力攻撃でも有効打にならないなんて‥‥

そして、牽制で吹き飛ばされただけのインタバル氏が
崩れ落ちる……腹部を赤黒く(?)染めながら

(ロウさん…何事もやりすぎは良くないと、何時も言ってるのに‥)
逡巡する間もなく、告げられる敗北宣言

「あらあら…ここは素直に喜んだ方が良さそうですね」
満身創痍な二人で、一人とは言えほぼ無傷の相手は
無事に帰れる自身が無い……

「でも、これは貸しにしといて下さいまし
何時の日にか、きっちりお返ししますよ」



やせ我慢+虚勢も此処までくれば立派かもしれない
85123: とりあえずは…:ロウ アルバイン・Z・ロウ 2003/03/21 00:00:49 
「喜んでおくか、このまま旅が続けられるということを…」

崩れていくその中ですでにその場には自分一人だけ。

「まだ…遠いな…」

ボロボロになった自分の身体、その中で未だ強く握っているその拳からは血がにじむ、それは
まだ届いていないという悔しさからか…

懐からほぼ無傷の状態のペットボトルを取り出しキャップを開けるとぐぃっと一口喉に水を通
す。
「さて、また特訓だな…こんどは何処の供給所を襲撃しようか」

そしてその場には男達が戦った事実だけが残った。
85128: そして、誰もいなくなった…:ポル ポルックス 2003/03/21 00:57:24 
「決まったか…」

ゆっくりと深呼吸し、そして…

「勝者、チーム:ザ・無名ぃ〜〜!!!」

高々と宣言した。


すでに戦いを終えた4人の戦士はこの場から消え、後に残ったのは…

後に残ったのは…?


…逃げ遅れた男が一人。
「…で、俺はどうやって帰ればいいんでしょう?(ぇ」


   −HBF最終戦・鍾乳洞の戦い。ここに終幕−
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