こんばんは。ヘルハンのゼフィルです。 ヘルハン誕生から、魔皇軍保護国化までの 歴史を辿った、全55回のヘルハン国営放送。 先週脳内放送された最終回 「誕生 魔皇軍保護国ヘルハンプール」 〜新たなスタート・曙光の指す先は〜 を持ちまして、国営放送第一部を終了とさせて頂きます。 脳内放送を始めた当初は、暗中模索で番組として成立するか 疑わしい物でしたが、回を重ねるごとに少しずつ脳内視聴率も上がり 脳内視聴者の皆様から励ましの手紙まで頂き、好評のうちに 幕を下ろせた事は製作者冥利に尽きる言うものです。 この場をお借りして、脳内の皆様に厚く御礼申し上げます。
現在、脳内スタッフ一同鋭意、国営放送第二部 「魔皇軍編入、戦乱の日々〜〜魔皇軍解体、ゼア帝国保護国へ(仮称)」 を予定し放送準備に専念しておりますが、今の所は放送日未定と なっております。第二部を楽しみに待っておられる脳内の方々、 まことに申し訳ございません。全力で脳内放送準備を整えて おりますので、脳内の皆様には、もうしばらくだけ お待ち下さいます様、謹んでお願い申し上げます。
"ヘルハンの歴史と文明を劇的に変えたのは人々である。" ヘルハン国営放送とは、断固たる決意と、溢れる責任感で 動乱の時代をヘルハンのために尽力してきた「人々」 を主人公とする「組織と群像の知られざる物語」である。 番組では先達者たちの「知恵と勇気の物語」を書く事で 前途ある若人たちへ「自主と責任」の大切さを伝えたいと考えている。 【製作スタッフ】 プロデューサー:ゼフィル・ゼルファ 演出脚本音響照明:ゼフィル・ゼルファ ナレーション:ゼフィル・ゼルファ メーク&スタイリスト:ゼフィル・ゼルファ フラワーアレンジメント:ゼフィル・ゼルファ 提供は、ふれあい酒場「西風亭」でお送りします。
第01回放送「あれ。・・・ボタン押し間違えたか?」 〜セーラー大地に起つ・全ての始まり〜 第04回放送「システムの穴を着くのは卑怯だ」 〜燃える会議室・林安久&ユーリ初めての邂逅〜 第13回放送「つなたん吼える 小国の意地」 〜恭順か死か・戦闘国家からの外交文書〜 第19回放送「恋愛祭り 男二人女一人 妄執の果てに」 〜やめて!私のために争わないで・悲痛に響く少女の叫び〜 第22回放送「燃え上がるアーカム」 〜討てアースノヴァ・友の死を踏み越えて〜
第25回放送「年の差を撃ち破れ 国王結婚」 〜舞い散る米、降り注ぐ米、米俵乱舞〜 第27回放送「おれに王位をよこせ」 〜ある内政官の反乱・執念の物語〜 第32回放送「第二回恋愛祭り 男達の熱き叫び」 〜林安久最大の危機・アイドル乱入〜 第41回放送「年末戦争 国王達に届いた一つの伝言」 〜空前絶後の大同団結・今こそ起ち上がれ〜 第42回放送「国王新任不信任選挙 この首をかけて」 〜責任を取れ・どん底からの逆転劇〜
第43回放送「C犬VS愛凪悠里 年末大戦事後録」 〜満身創痍・体の傷より心の傷〜 第45回放送「国内動乱 たった一人の孤独な戦争」 〜いや、お願いですから、もう少し世界情勢勉強して下さい。 寿も、ゼア帝国も知らないんじゃ、お話にならないんですけど〜 第50回放送「カイゼル戦役 ゼア帝国との戦い」 〜10倍の戦力差・絶体絶命の危機〜 第53回放送「悠里奔る ゼア帝国との会談」 〜3000万の賠償金・期限は一週間〜 第54回放送「寿戦争 孤立するヘルハンプール」 〜平和主義国家対戦闘国家・二極化世界の終焉〜
カイゼル戦役が、終結した。 カイゼルが、陥落した。 ゼア帝国の力は強大だった。 公国は同盟国カイゼルが陥落するその時まで システム同盟で築城支援をし、ゼア帝国に敵対し続けていた。 誰もが思った。「ゼア帝国は必ず報復の牙を向けてくる。」 自明だった。 悠里は、考えた「外交交渉の場を設け、ゼア帝国が 手を出せないよう何らかの手を打たねばならない。」 思い立ったその日に、即座に行動した。 会議室で、国民に和平案を提言し、世論を纏めた。 内が固まった後は、外だった。
「ゼア帝国とコンタクトを取らないと」 ゼア帝国皇帝D・Tの自宅へ伝言に行った。 伝言を書こうとした。その時だった。 筆が止まった。 「どんな文章を書けばよいのだろう」 相手は絶対的に有利な勝者だった。 ゼア帝国の心象を、悪くするわけにはいかない 生半可な文章は、書けなかった。 配慮に欠けた文章を、書くわけには行かなかった。 悠里の背中には、公国と国民の命運が、かかっていた。 一人の少女の肩に、乗せられた責任は、重大だった。 悠里は、一晩中考えた。 「敗戦国とは言え、過度に卑屈な態度をとるわけにはいかない。」
我々は同盟国が陥落するその時まで、最後の最期まで戦ったのだから」 そう思い定め、再び筆をとった。 伝言が完成した。 「カイゼルが陥落した以上、こちらにはこれ以上交戦の理由はありません。 我が国の意志としては和平を望んでおり、一度話し合いの場を持ちたいと 思い伝言させて頂きました。 ですが、一度剣を向けた事は事実。そちらが和平の必要などないと おっしゃるのなら、こちらも力不足ではありますが全力でお相手いたします。 それでは、返事をお待ちしております」 この様な内容の文章だった。 後は返事を待つだけだった。 ―――次の日、ゼア帝国皇帝D・Tから、 交渉日時と場所を示した伝言が届けられた。
ゼア帝国との、和平交渉は、順調に進んでいた。 ゼア帝国からヘルハンに提示された罰則は二つ。 一ヶ月の開戦行為禁止、3000万の賠償金。 国王はそのままで、派遣領主は無し。それだけだった。 ゼア帝国へ喧嘩を売ったにも関わらず、それは、破格の条件だった。 温情的といえる、条件だった。
ヘルハン代表として、ゼア帝国皇帝D・Tとの交渉に当たっていた 公国筆頭外交官愛凪悠里は、心底安堵していた。 「これで国を守る事が出来る」 国民の役職も、国王の首も守ることが出来る。 そう思って、気が緩んだ、その時だった。 D・Tが、ふと呟いた。 「そういえば。ヘルハンの人達、俺のこと、親の仇みたいに嫌ってたでしょ?」 返す言葉も無かった。 笑って誤魔化すしかなかった。 笑って、誤魔化せるものでもなかった。 長い長い、沈黙が、何時までも何時までも、続いた。 ―――数日後、外交の間でヘルハンプールと ゼア帝国の和平交渉成立が正式に発表された。
一年前のあの緊迫感を懐かしく思い出しております。当時、ヘルハンに仕官したばかりだったわしは、戦争に負けて、失うようなものもなく、ただ、ただ、数の力で、恫喝するゼア帝国に反感を持っておりました。しかし、それゆえ、小国を置いて、出奔することが出来ず、なんとか、国を大きくしたいと、現在まで、ここに仕官しております。しかし、善政を布いての世界統一ならば、それもよいと思うようになっております。次のバージョンアップで、帝国が重税を課すかどうかが実は楽しみです。RP的には、皇帝が悪政を行い、民衆が蜂起・・・なんていうのを妄想しています。
番組運営のエネルギー源である所の、私のやる気は、自己の脳内へ自分宛のファンレターを出す事により今まで賄っていたのですが、正直それにも限界を感じておりました。寒爺様のお手紙は全く持って渡りに船というものです。感謝の言葉もございません。 私も爺様と同様、次回のヴァージョンアップには並々ならぬ関心を抱いております。帝国における一大反乱劇といえば魔皇軍及びエデンの残党が決起しゼア領の三分の一が一夜にして帝都ネウガードに反旗を翻した一夜戦争を思い出します。あの時の反逆国へのD・T皇帝の処置は随分と温情的なものでした。ある意味、慈君と評しても好いのではないかと最近は感じております。
オレもこのスレ好きね。 大仰な文体、大仰な言い回し、そして大仰ないろいろ。 カイゼル戦役のエピソードは、何時聞いてもいいですね。悠里さんがいなかったら今ごろここは【ゼア帝国・電波辺境ヘルハン】だったかもですよ。 (以下後日。もう昼休み終わるから(何))
とても面白いスレッドなので、あげちゃいます(^^) 中身が書いてあるのは一話だけですが、各話のタイトルを見ただけでも、 ずうっと前からこの国にどんな事があったのかがちょっとだけ分かって、とても楽しいです。 今は取材のため休載中だそうですが、再開するのがとても楽しみです(*^^*)
もうすぐ独立ですね‥‥どきどきばくばく‥‥(゜o゜;) この機会にてってー的に歴史を繙いてみたいアタシの頼みは 国営放送の再開でっす! また、アタシは新参者なので放送に気がついた時にはもう一部終了‥‥(涙 サテライトで再放送‥‥なんて‥‥ないかな〜(指くわえ
あえて内容について言及はしませんが(血 僕的には第43回再放送希望です。 いやもう何かかれるんだろうと思うと(略) あと純粋に第4回も気になります。 なかなかイタタタですがこういう形で過去の事を残していてくれるというのは、本当に感謝かつ嬉しい事だと思います。 落ち着いたら、再開期待したいです(笑)
今は昔、つな雪姫と言うそれは美しいお姫様がいました。 ビンチョウマグロの背鰭の様に青みがかった美しい黒髪。 大粒の宝石の様に煌々と輝く瞳はまるでバチマグロの様。 その肌はミナミマグロの腹より白く静脈が透けるほど。 マグロの中のマグロ ホンマグロにも勝ると謳われたほどの美しさでした。 しかし、その類稀な美しさが継母である王妃の嫉みを呼びました。 己こそが美の第一人者と自負する王妃に つな雪姫の存在は邪魔以外の何物でもありません。 「この国に美しい人間は、ゆーゆ以外に必要ないですー。」 こうしてつな雪姫は継母である王妃に毒鮪を食べさせられ 哀れ、山中奥深くへと置き捨てられてしまいました。
毒鮪を喰らい人外魔境の山中で昏昏と眠り続けるつな雪姫。 そこへ、七人の小人たちが通りかかりました。 「皆さん、人が倒れていますよ!」 「。。。。何処かのお姫様みたいですにょ」 「死体ですか?( ゜з゜)、ペッ」 「ケーキ食べるですよケーキ(@'−')_ 」 「つーかワシ、小人二号様と思いっきり被ってませんかにょ(==」 「特徴無しで文体模写の仕様がなかったボクに比べればマシです」 「(゜Д゜)y―┛~~」 毒鮪によりかけられたつな雪姫の呪いを解くためには 誓いの接吻、熱いヴェーゼ、王子様のキスが必要です。 折りよく近くを通りがかった一人の男に小人たちは事情を説明。
「これも安神様のお導き。私で良ければ力になりましょう さぁ、早くその美少年の所へ案内しなさい。」 男はつな雪姫を前にし半瞬、後悔と慙愧の念を顕にしましたが 気を取り直し処置へと掛かりました。 口中の異物の有無を確認し、顎を持ち上げ気道を確保 片手でつな雪姫の鼻を摘み、大きく息を吹き込みます。 人工呼吸の後、ハイムリック方による異物摘出を敢行 上腹部を圧迫すると、口からスポンと音を立てて毒鮪が飛び出してきました。 こうして九死に一生を得たつな雪姫は 男を軍師、小人たちを部下として従えヘルハンに戻り 王宮の覇権を巡り継母と対峙する事になるのですが それはまた別の話
もう流石です。最高です。何時もながら感服いたします。 久しぶりに泣くほど笑いました。 特に台詞しかないのに誰だか判別がつく方々がバカウケ(死語)です。一名解らなかったんですがね(汗) 内容はもちろん、テンポとか言葉回しから。すばらしいです。 いろいろ脳内で練り練りしているようですが、頑張ってください。。 とっても活力になりました(爆 ちなみに>「この国に美しい人間は、ゆーゆ以外に必要ないですー。」の部分ですが正しくは「この国に若くて可愛い清純な癒し系美少女はゆーゆ以外に…」ですよ(ぉ |